今週はImaginary Foundationの新作Tシャツをアップしましたが、その中でもイチオシなのがコレです。
題してCOMMUNICATION ROCKS THE NATION / コミュニケーションが国ごとロックしちゃうぜヨ、というわけなのですが、ちょうどこのテーマにシンクロしたような事件が起きたのでご報告します。
3月22日にNHKが「テレビ新聞の未来を語る」というテーマで放送記念日の特番を組んだのですが、それにぶつけてUstreamとニコニコ生放送で「激笑 裏マスメディア~テレビ・新聞の過去~」という番組が組まれてトータル14万ビュー、同時視聴者数1万人を越えるということになりました。これは日本のネット放送では先週お伝えしたDOMMUNEを越える記録更新の数字となりました。
この「裏マスメディア」ではリアルタイムにNHKの番組を見ながら出演者が言いたいことを言って、見る側もTwitterでどんどん反応を書きこめるという仕組みになっていました。NHKの番組では、大手新聞テレビのトップが出演して自社メディアの長所をアピールする以上にメディアの未来を感じさせられるような意見交換は見られず、「裏」側では辛らつな批判が飛び交い、見る側からもストレートな意見が続出する状況となり、情報過多になってきたので、その場で番組終了後に第2部をやってちゃんとメディアの未来について語ろうということになりました。第2部には、NHKの方に出演していたニコ生をやっているドワンゴ会長の川上氏も参加して本格的にメディアの未来についてのリアルな討論が生まれ、NHKの番組とは比較にならない説得力がうまれ、視聴者はうなぎのぼりに増えたのです。
これまでマスメディアというのは完全な一歩通行で、テレビを通して何かが伝えられたらそれは社会全体への通告となって既成事実化されてきたのですが、今回の中継はNHKがやるような番組に対しても市民の側が好きに意見をいって不特定多数とコミュニケーションできる時代になったという事で画期的です。
ITの発達によってコミュニケーションの新たな回路が開かれ、世論の方向はテレビの一方通行でなく市民がハンドリングできるようになった。これこそまさに今回のCOMMUNICATIN ROCKS THE NATIONではないかと思ったわけです。
この件を報じているメディアは、TwitterをのぞけばITメディアニュースしか今のところ見当たらないので以下に転載します。詳細にご興味をお持ちの方は下のオレンジの見出しをクリックすると元記事をフルにご覧いただけます。
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