去年からずっと見たいと思っていてロードショーも見逃してしまっていた映画を、今週DVDでようやく見ることができました。 タイトルは「トンマッコルへようこそ」 もちろんもうごらんになっている方もいらっしゃるっと思いますが、とても感動したので遅ればせながらこの映画のことをぜひとも皆様とシェアさせてください。 この映画はこんな感じです。 トンマッコルとは、「子どものように純粋な村」という意味の架空の村名。 人々はいつも笑顔で暮らし、自給自足、争うことのない平和な生活 を送っています。 舞台は1950年代。朝鮮戦争の最中ですが、この村の人たちは戦争が起こっているということも知らずに暮らしています。 そこに偶然連合軍、韓国軍、人民軍の3組の兵士たちが、この世のユートピア“トンマッコル”に迷いこみます。 敵意をむきだしで睨み合うこと続ける彼らに、憎み合うことのバカバカしさを教えたのは、トンマッコルの住民たちでした。 兵士達は歌いながら一緒にじゃがいもを収穫し、気分転換に草ソリを楽しみ、お祭りで大いに騒いで、人間本来の心豊かな生活が送れるようになります。 憎み合うことを忘れて大切な絆・心を取り戻していく癒しの村。それが、トンマッコルです。。。 笑いが絶えず、わきあいあいと暮らすこと、自給自足の暮らしがどんなに幸せな事かがこの映画を見ると身にしみてきます。 戦争反対という大きなテーマから日常の些細な人とのいさかいまでふくめて、争うことのむなしさを全部包み込んでしまうようなすがすがしい笑いがこの映画にはあって心の底から笑えました。 資料によると、この映画は2005年度の韓国映画界で、数々のハリウッド大作を抜いて興行収入NO.1の座に輝いています。 映画そのものの面白さが口コミで広がり、国民の6人に1人が見る大ヒットを記録しました。 2005年韓国で最も愛された映画として、インターネットで観客が投票する大韓民国映画大賞では最優秀作品賞をはじめとする6部門を独占したほか、数々の映画賞を総なめにしているのです。 そしてもうひとつのこの映画の魅力は音楽の豊かさにあるのですが、久石譲さんが70人編成のフルオーケストラを贅沢に使い韓国映画に始めて参加しています。 こんな映画が大ヒットするなんていい時代だと思いますし、韓国はいい国だなと思います。 何はともあれ、この映画のウエブサイトはとてもよくできているのでぜひぜひごらんください。 音楽から予告編から、フラッシュもふんだんに盛り込んで、世界観を楽しく伝えています。 そして、このサイトには作品に対してのコメント欄があるのですが、有名無名を問わずホントにたくさんの人がコメントをしています。 それをみて納得しました。 そう、なんだか、見た後に「とっても素敵な映画見たよ」って自分も誰かに伝えたくなる感じなんです。 |
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