今週は最近よく心の中で発しているある言葉について書かせてください。
その言葉は
「全てが 平和で あれ」
この言葉を教わったのは、年に一度のペースで歯の噛みあわせをチェックしてもらっている歯科医院「むらつ歯科クリニック」の院長の村津先生です。
村津先生は、歯の噛みあわせの事を「神合わせ」とまでいって健康面はもちろんのこと精神面でもとても大切な調整だとして尽力している方で、通常の虫歯の治療は担当医師に任せて一日のほとんどの時間は患者の噛みあわせの調整に専念しています。
通院してくる患者も先生に噛みあわせを診てもらう事が主な目的になっています。
その村津先生に歯を診てもらう時に最初にやることが、こめかみに手をあてられて「全てが 平和で あれ」と唱えることなのです。
歯医者ですから普通は「はい、おくちあけて。あ~ん。」とくるのが当たり前だと思うのですが、はじめにこの言葉ありきなのです。
先生はその言葉を発した患者の精神状態を一瞬にしてさとって、それを澄み切った状態にもっていくために噛みあわせの治療を行います。
というか、私自身が何年かにわたって治療をうけてみてやっとそうだとわかってきたという感じなのですが。。
治療のはじめには、こちらはなにかしらわずらいごとがあって医者に来ているので、言葉と裏腹に心の中は全然平和じゃないくらいなのですが、先生の治療が進むにつれて、不思議なことに体が楽になって頭の中もすっきりして、心の中が穏やかになってきます。
そして最後にまた「全てが 平和で あれ」といってみるとほんとにこの言葉がしっくりくる平安な状態になっているのです。
何回かこの調整を受けてあの言葉なんなのだろうと問いかけがうまれてきました。
最初はいきなりこの世界に向かって平和を呼びかけるのかと思っていたので受け止め損ねたような気がしていたのですが、ある時自分の体という内なる世界に向
かってこの言葉を発してみたらすごく納得がいきました。いってみると心が落ち着いてくるのです。また、落ち着いてないと言葉に違和感を感じてそわそわした
自分の心の状態が読めるような気がしてきました。
心も体も自分自身なのだから、自分に向かって平和であれと意識的に命じてみるのは効果がありそうです。
そして体という内なる世界と外の世界は相対的な関係にあって呼応しているとよくいわれますから、内なる世界を調子よくすることで外の世界にもっといい感じに働きかけることができるのではないかと思いはじめました。
そんなことを思ってからは、朝一日をはじめる時や、ほっと一息休憩している時などにこの言葉を唱えています。
心の中でしっくりくるまでいってみてから何かに手をつけると物事がほんの少しスムーズに運べるようになった気がします。
みなさまももしよかったら試してみてくださいね。
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