今週は、Mhiの日本の代理店になっているダイス・アンド・ダイスの鬼塚さんにお話をうかがいました。 ― デザイナーのハーディ・ブレックマンはどんな方なんですか。 「ハーディはミリタリーもののコレクターとして有名で、世界中回って珍しいミリタリーものを収集しているコレクターだったんです、もともとはデザイナーとかじゃなくて。ウチにハーディを紹介してくれたのはタイシ ノブクニだったんですけどね。当時彼はロンドンに留学していまして友達になったようです。 ハーディはなかなかかっこいい人物ですよ。この前あったときは坊主頭に真ん中だけ縦に剃って線を入れてました。あと、ヨガの達人なんです。」 ― あっ。それでマハリシなんですか。 「そうそう、彼はイギリス人とインド人のハーフなんです。で、頭だけで一点倒立ができるんです。何年か前にはメディコムトイとコラボをしたんですけど、その時には普通に立てるんだけど、頭で一点倒立もできるキャラクタートイを作ってましたよ。まさにハーディ自身のことだったんです。」 ― 鬼塚さんは、Mhiがスタートした時からデザイナーのハーディさんとお付き合いしてこられたんですか。 「スタート時点からのお付き合いですが、途中でお休みしたこともあったんですよ。で、再開後には日本のマーケットでの傾向について分厚いレポートを提出し たこともありました。それでその次のコレクションでは僕達の意見が7割くらい反映されたんです。そしたらそのコレクションが世界中で注文が大きく伸びたん です。それで僕達のことをかなり信頼してくれるようになりましてね。それ以来、一緒にやっていこうという感じになってますね。」 ― あ、すばらしいお話ですね。じゃもう、鬼塚さんたちも一緒になって育て上げてる感じなのですね。 「最近は世界のファッションシーンがジャパンクールといわれてるじゃないですか。日本のブランドが世界で人気が出ているし。大げさに言えば日本で売れるものは世界で売れるという感じがありますよね。」 |
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― Mhiはヒップホップとかのミュージックシーンとかとつながりが深いのですか。 「海外とかはミュージシャンとかのお客さんが多いらしいんですよ。でも、音楽とのつながりというのはそんなにないですね。アートですね。フューチュラと か、スタッシュとかの有名どころからマイナーなアーティストを発掘したりとかまで、コラボレーションを毎シーズン欠かさずやっていますね。アーティストの 個展をショップを使って定期的にやったりしているし、アンディ・ウオーホールの版権を持ってたりしてるし。」 ― スケートボードにグラフィックを施したりしているようですけど、スケートシーンともかかわっているのですか。 「いや、そういうわけでもないです。あくまで、スケートボードのグラフィックをひとつのアートとして考えているだけであって、特にスケーターをサポートしているとかではないです。」 ― そうですか。ではあくまでも切り口はアートなんですね。よくわかりました。 毎回テーマを決めてアートを提案しているということなんですが、鬼塚さんにとって印象に残っているテーマはどんなものがあるのですか。 「再開した最初のシーズンのテーマは映画監督のスタンリー・キューブリックでしたね。その時はキューブリック的なモチーフがいろいろなアイテムに登場しま した。あと、去年の秋冬ではアーティストがテーマでいろんなアーティストとコラボレーションしたものが出ましたね。そして今回は音楽がテーマになっている ので、いろんな音楽レーベルとコラボレーションしたものが出ます。」 ― 面白いですね。Radio Mhiということが言われているんですよね。 「あ、それはパンクバンドのクラッシュのヒット曲のradio crashからきてるんですよ。ほかにもヒップホップの老舗レーベルのTommy Boyとコラボしたりとかもあります。今の人たちはTommyBoyといっても知らないでしょうけどね。」 ― かつてはTommy Boyといったらヒップホップの代名詞のようなものでしたからね。でもお話を聞いているとMhiとしてはテーマはアートを導き出すための重要なものだったのですね。 「そうです。またそれとは別にゲストアーティストを迎えて、Tシャツ一型、パンツ1型などを作ったりしています。ロンドンのショップで定期的にやっている 個展では、そのためにロンドンにきてもらって、そのために制作をやってもらっているのでかなりお金もかかっているし、エネルギーを使っていると思うんです よね。」 ― なるほど、確かにそうやってテーマをきめ、コラボレーションをやり、個展を開催してという事を何年も続けているという事は大変なことですね。Mhiのこれからの展開を楽しみにしています。 |
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