今週はミュージックシーンから輩出されるエッジの効いたアートをウエアで表現するブランド、Museum Neuの秋の新シリーズ「Our History」をご紹介します。
Our Historyは、ウエブサイトによると正式にはOur History Celebrating Acidhouse
and International Clubculture。
イギリスにはこんなことを誇りを持って総括する人が現れたというか、クラブカルチャーも20年を経て総括される対象になってきたということなのです。
Our Historyを主催しているのは、イギリス人のプロデューサー、アーネスト・リール氏で20年を迎えるイギリス、そして世界のクラブカルチャーの歴史をウエブサイトで公開したり、フライヤーなどのグラフィックデザインをアーカイブして展覧会を開いたり、 OurHistoryを通してゆかりのあるアーティストとのコラボレーションを提案するというのがプロジェクトの内容です。
日本でも今年の春にリキッドルームのタイムアウトカフェで展覧会が開催され、貴重なフライヤーをはじめとするアートワークが展示されました。
フライヤーのデザインで歴史を振り返ろうというアイディアが、素敵というか目の付け所がクラブカルチャーならではだと思いませんか。個人的には、もっと早く知っていればとてもいきたかったです。
そして、その展覧会にいった、音楽誌Remixの編集長野田務さんがいたく感銘を受けて、リニューアル記念号のメイン特集としてOur Historyを大きくフィーチャーした「愛の夏から21年」という企画を組んでいます。
この中では、アーネストがインタビューでプロジェクトの詳細を語っているほか、先週インタビューをしたメタモルフォーゼのオーガナイザーのMayuriさんも80年代末のイギリスのセカンド・サマー・オブ・ラブの始まりの頃の様子を語っています。
そんな流れの中でファッションとしてOur Historyとコラボレーションしたのが、この秋のMuseum
Neuというわけなのです。
Our History発でMuseumNeuのラインとしてコラボされたのは、アンダーワールドが設立したデザイン集団TOMATOの作品です。
クラブカルチャーを生み出した国イギリスから生まれたクラブカルチャーを誇りをもって再評価するプロジェクト、Our History。
この動きはまだまだ発展していきそうです。
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