輪行通勤などをしていますと例えて言えば移動時間のうち自転車の乗る時間半分、歩行する時間が半分という配分になったりします。
そうすると靴に対する目線も自転車だけに特化したものというわけでもなくなり、タウンユースとしての歩きやすさとデザインがまずあってペダルも漕ぎやすかったらなおよし、というものになってきました。
そんなアングルで浮かび上がってきたブランドが今回ご紹介するSPINGLE MOVEです。
本社は広島県の府中市、SPINGLE MOVEは操業73年の伝統ある工場を再生させるためのリブランディングとして平成9年にうまれました。
その製法のキモはバルカナイズ製法といわれるもの。 ゴム底と靴本体を接着し硫黄を加えた釜で熱と圧力をかける製法で、170年以上前にアメリカのチャールズグッドイヤーが発明したスニーカーの基本中の基本の製法。底と靴本体がはがれにくく型くずれしないので運動性能に優れ長持ちするのです。
しかし、この製法は基本的に手作業のため効率が悪く今では日本では工場がわずか3社となってしまいました。
スピングルムーブは73年続いたこの工場の伝統製法を現代にマッチした形で世に出すべくうまれたブランドというわけなのです。
履き心地は日本人の足型に合った包みこまれるような自然なフィット感がどのモデルにもあり、ソールの程よいクッション性が疲れにくく、軽い歩きやすさが特徴です。そして柔らかいアッパーと接地性の良さがペダリングなどの激しい足の動きにも適しています。
また、モデルによってさまざまなレザーを使い分けているのでそれぞれに素材の個性がにじみ出ているのでレパートリーを増やす楽しみもあります。
今回提案してるのは豊富なラインナップの中でも定番中の定番の2型になります。 オーソドックスな110、ベルクロ使いがスポーティな211とどちらも初日からなじんでくれますよ。
メイドインジャパンの巧の技とソフィスティケートされたデザインの掛け合わせ、自転車生活の足元にお試しくださいませ。
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