今週はまたまた新規取り扱いブランドとして6shikiをご紹介します。
まず、商品として入荷してきたのはキャンバス、日本語でいうと「帆布」を使った見た目も爽やかで機能も充実したメッセンジャーバッグ。
生成りをベースに6色も色展開があって、サイズも2種類あります。
このバッグを展開するブランドが6shikiで、岡山県は倉敷市の地場産業である「倉敷帆布」を使って、今の我々のモダンなライフスタイルに合ったビビッドなモノを提案する事を目的としています。
6shikiは、バッグブランドでモノ作りの経験を積んだ北島さんが独立して、地場産業への情熱を持って倉敷の機織工場に企画を持ち込んだ事からスタートしています。
そんな事で以下は北島さんへのインタビューになります。
◎北島さんが6shikiをはじめられた想いには、バッグのポップなルックスとは裏腹に地場産業に対する熱いこだわりがあったという事なのですが。。。
北島:ファッションやインテリアの最先端はヨーロッパ、安価で大量な生産は中国を初めとするアジアとする 社会構造になってきているのが現代ですよね。
そんな中で日本古来からの伝統的な技や表現方法など、日本人のモノ 作りのパワーにもう一度スポットをあて、日本人としての誇りや昔から日本を支えてきた地場産業を若い世代や次の世代に伝えたい、それも重苦しい感じではなく新しいハッピーなカタチで日常のライフスタイルの中で感じて欲しいと思っています。
それが地場産業にこだわる理由です。
その結果若い世代、次の世代が地場産業に興味を持ち、後継者がでてきたり、世界に誇れる日本力が育てばいいなと思います。
◎6shikiに使われている「倉敷帆布」とはどんなものか簡単に説明してもらえますか。
北島:倉敷帆布は通気性がよく、大変丈夫で使い込んでも生地がへたらず、使い込むほどにとても 温かみのある味が出てくるのが外国産キャンバスと違った大きな特徴です。
この倉敷帆布を織ることができる数少ない工場が倉敷市にある株式会社バイストンで、現在生産されていない大変貴重な「シャトル織機」を使い、代々職人の手で一級帆布である「倉敷帆布」を製造しています。
ここでは撚り糸から製織まで自社工場にて一貫生産しているため、品質管理に大変優れており、 国内帆布のJIS企画(日本工業規格)がなくなった今でもJIS規格に沿って作っている
ので、外国産帆布では決して表現できない厚みと深い風合いが味わえます。
6shikiで使用しているのは、厚手の平織りの綿布である帆布の中でも特に密に打ち込まれた9号帆布といわれるもの、現在では体育館マット等にも使用されているものです。これに撥水性のあるパラフィン加工を施した生地は使い始めると1週間くらいで驚く程柔らかく肌になじむようになり、使い込むほどに独特の焼け感などのビンテージな風合いがでてきます。
◎メッセンジャーバッグを作られているという事で、北島さんなりの自転車N楽しみ方を教えていただけますか。
北島:僕は、プロ仕様の自転車に乗っていたり、自転車にすごくお金をかけたりする人間ではありません。
ただ、僕の生活の中にはなくてはならないといいますか、普通に自分のライフスタイルの中にあるモノです。
自転車が好きというより、自転車から見える風景、感じる風のにおい、街の音などを感じることが好きです。
また、それらの色&四季を感じることにより、ほんの少しだけペダルをこぐ足が人生を前向きに進んでいるような 気になれるのがいいなと思っています。
◎実物をみてユニークでよく練られていると率直に思ったのですが、それは倉敷帆布と自転車という独自の要素の組合せから生まれてきたものといっていいのですよね?
北島:そうですね。自転車に乗ってペダルをこぐことによって 感じた色&四季の想い出が残るようなバッグを作りたいという思いでできたバッグです。
使いこむ程、柔らかくなり、風合いがでてまいります。
春の日にはうららかな春の想い出が、夏の日には熱く眩しい夏の想い出が、 秋の日は切なさがつのる秋の想い出が、冬には凛とした寒い冬の想い出が・・・
自分が自転車に乗った日々の想い出が6SHiKiにも刻まれていきます。
そんな全ての感覚で感じて欲しいバッグです。
◎どうもありがとうございました。
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