今週は10日にお台場青海Q区画で開催される「メッセンジャーの世界大会にむけて」とサブタイトルがついているイベントMixpression9について実行委員の一員でもあるCCPの木島さんにお話をおうかがいしましたので、改装したてのオフィスの模様も含めてお知らせします。
木島:日本での発端は2002年からスタートしているKYOTO LOCOというイベントです。これは京都のメッセンジャー会社である風の人たちが立ち上げた日本初のメッセンジャーの大会です。
海外ではCMWCというメッセンジャーの世界大会が16年ほど前からありまして、ドイツはベルリンからスタートしてアメリカで3年に一回くらい開催されてきており、今年はカナダのトロントで開催が決定しています。
そこに6~7年前から日本のメッセンジャーの人たちも参加し始めていて、その流れをうけて立ち上げられたのがKYOTO LOCOだったのです。
そしてCMWCを日本でも開催してほしいというオファーが4~5年前から日本にむけておきており、その受け皿としての役割を果たすべくKYOTO LOCOにも参加していた人達が東京で立ち上げたメッセンジャーの大会がMixpressionだったのです。
この団体はTKBMA ( Tokyo Bike Messenger Association )であり、今回行われるMixpression9の主催者です。
木島:TKBMAのリーダーはニックネームが校長といいまして、12年ほど前にニューヨークでメッセンジャーのカルチャーやライフスタイルに深く影響を受けて、まだ日本にメッセンジャーの会社がなかった時代からをメッセンジャーの世界に入った人で、いわば日本でのメッセンジャーの走りのような人です。
その校長をはじめとするTKBMAが今まではアンダーグラウンドに開催してきたイベントがMixpressionでした。そして、今回初めてCMWC側にも公言して来年日本でCMWCを開催することを目標にした前哨戦として打ち出したのが今年のMixpression9というわけなのです。
そのために今回は日本の主要なメッセンジャーの会社が9社あまりが協力をし、イベントとしては渚ミュージックフェスティバルを製作しているブランニューメイドさんとCCPが運営面でバックアップをすることになりました。
木島: 今回はCCPとしてはあくまで実行委員として裏方に徹しています。実際Tシャツ700枚であるとか、ポスター、ステッカー、ヘッドパッチなどで協賛をしていますが、スポンサーでの名前では出ていないんです。
メッセンジャーの大会ではあるのですが、その大会を来場者の皆さんと楽しく遊べる場にしたいというTKBMAの姿勢に共感してやりたいことがやれるようにCCPスタッフ全員でできる範囲で後から押せる位置でいたいというのが本音なのです。
そして、パンツの耐久テストですとか、今後作りたいカッパ、靴、バッグなどの部分で彼らに使っていただいてうちの製品のクオリティアップに協力をしていただきながらやっていければと思っています。
木島:Mixpression9はメッセンジャーの日本一を決めようという大会でレースが4種類ほどあります。
スタンディング 自転車でこがずにどれだけ足をつかずに立っていられるかを競う。
200mのスプリント 200mの直線をどれだけ早く走れるかを競うレース
デリバリー 7地点でゲートを設け、荷物を預かったり配布したりして競う
騎馬戦 足をつかずに自転車をこいで肩と肩をぶつけて相手に足をつかせる
この4種目で日本一を決めます。
勝者2名には今年トロントで開催されるCMWCへの出場権と航空券が賞品として贈られます。
◎いやいやびっくりですね。海外も含めた背景や、関わる方々のヒストリーがあり、そして来年に向けての目標もあっての上でようやく今年この流れが表面化してきたということがよくわかりました。
直接自分自身が競技に接したことがなくてもそうやって新たなムーブメントが発生して練り上げられたいくストーリーは話を聞いているだけでも面白いし、イベントに参加して同じ時を共有するともっと面白そうですね。
来年にむけて最高に楽しい大会になるといいですね。とても楽しみです。
僕もワクワクを胸に当日遊びにいかせていただきます。
がんばってくださいね。
ということで今回の大会が成功して来年CMWCの日本開催が実現できるように、皆さんもぜひご一緒にCCPさんをはじめ、Mixpression9の実行委員会の皆さんに熱くエールを送ろうではありませんか!!
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