CONNECTED STYLE

FREESOUL スタイルフォト発表

今週は今期から取り扱いを始めたブランド、FREESOULのスタイリングフォトをご紹介します。
FREESOULは1994年にイタリアはフィレンツェでスタートし、ディーゼルから独立したデザイナーや経営陣を中心にヨーロッパ各国から優秀なスタッフを集めて確立されていったブランドです。
現在では世界で500店舗以上のセレクトショップで展開されており、豊富な生地使いや加工技術でフルラインのコレクションを発表しています。
コネクテッドでは今期、レディスはカットソーからアウターまで、メンズはパンツを中心に入荷していきます。
ということで今期のスタイルフォトを掲載します。

野外パーティPRIME直前スペシャル

コネクテッドでは来週9月1日に開催される野外パーティPRIMEのチケットを販売しています。いよいよ開催1週間前となってきたので今週はオーガナイザーのITAさんにいろいろとお話をうかがいました。

◎去年も開催前にお話をうかがいましたが、あれから一年ということで去年はどんな感じだったんですか。

－ITA もう聞いてるかもしれませんが、去年は読んでいたメインの海外アーティストがドタキャンになってしまって、ものすごいばたばたしたんですよ(汗）。でもスタッフもそれで逆にがんばろうということで一体感がましたし、出演もTSUYOSHI君とFUNKY GONG君が急遽出てくれることになったし、お客さんも「ええーっ、そっちのほうがアガル！」みたいなことになって、おかげさんで雨も降らなかったし以パーティになりました。」

◎その後こちらでもPRIMEが話題にのぼることが何度かあって、みんな口々にPRIMEはいいパーティだと絶賛しているんですよ。だから紹介できてよかったなと思いましたね。中でもロケーションがやはりよいという声がありますよ。

  －ITA 山なんだけどキャンプ場が全部芝生で川もちゃんと流れてるし、規模的にもお客さんがびっちり入ってテントはれないということもないのでのんびりできるし、長野だからそんなに暑くないしね。

◎出演してるASTRONのYUKIさんも、「会場がすごくいい上にサウンドシステムが抜群にいいのでホントに楽しみで心からお勧めしたいパーティ」だといってましたよ。どんなサウンドシステムなんですか。

－ITA  サウンドステムは禅プラニングさんにお願いしてるんですよ。やってる人がすごく音マニアな人で、奥さんが聞くとまずいんで内緒にしなきゃいけないんだけど、一部屋まるごとターボサウンドとかを買っておいてある趣味の部屋があって全部奥さんに内緒なんですよ（爆笑）。
それで音を出せるところがあったらうれしいということでやってもらってるんですけど、1000人規模クラスのシステムを持ってるんですけど会場の規模に合わせてちょうどいいスケールのサウンドにしてもらってます。

◎今年はスペシャルゲストがDEADMOU5（デッドマウス）という人なんですね。

－ITA はい、beatportというダウンロードサイトで曲を発表していてチャートにはよく入ってる人です。呼ぶんだったら誰も呼んでない新しい音の人がいいなと思ったんで、めちゃくちゃ音のプロダクションがいい人です。

◎聞いた話によるとこの人は12インチもCDも出さずにデジタルデータでしか音を発表していないのに話題になってる人らしいということで、なんとも今っぽいというか最新形なアーティストだと思ったんですが。

－ITA  僕らが呼ぶ手配をした後に、レーベルを立ち上げて12インチを初めてリリースして、その後4曲くらいリミックスをだしてかなり調子がいい感じです。マイスペースがよく更新されてるので曲が多く聞けると思います。

◎ASTRONも楽しみですね。

－ITA  不良ロック親父バンド(笑)。ノリがいいからな。なかなかああいうふうにお客さんをアジテートしながらやる人ってね。外人だとそういうのうまいんだけど。日本のアーティストってもくもくとやる人が多いじゃないですか。僕の中ではロックスターっぽくていいなと。

◎ということでそのYUKIさんがASTRONの未発表のライブ音源を今回特別に聞かせてくれるということになりました。
曲はFenomenaです。曲名をクリックするとダウンロードできます。

◎そしてITAさんのプロジェクトSIDE Bについても教えてください。

－ITA  メンバーは僕とyamabikayaもやってるRyo君。TRANSCAFEのパーティの時かな、81年に発表されたASWADの「アフリカンチルドレン」という有名な曲のダブバージョンがあって、自分のDJ用にリミックスしたものをかけてたんですよ。そしたら終わった後にRyo君が声かけてきてくれて話が弾んで、後に一緒に曲を作ることになりました。

◎でSIDE Bの最新の曲も今回聞かせていただけるということなんですね。

－ITA  はい、Bubbleという曲でこれが個人的には今一番おすすめです。曲名をクリックするとダウンロードして聞けます。

◎ありがとうございます。あとは皆様にお知らせでもあるんですが、PRIMEのオフィシャルＴシャツがあって、CCPのメッセンジャーバッグを制作していたヤスさんがデザインしています。これは全てハンドプリントの一点ものでお店で3500円で販売しています。またチケットと一緒に買うとなんと2500円ということでパーティ前日まで販売しています。もちろん会場でも買えます。

ところでCCPさんも今回かかわっているということですが、どんなスタンスで？

－ITA  CCPさんは代表の木島さんが運営面でいろいろアドバイスを頂いているということと、現場でも早めにきていただいて設営から手伝ってもらって、オフィシャルのお店もヤスも一緒に出して頂いたりとトータルバックアップみたいな感じですね。本当に感謝です。

STROBOインタビュー

先週から立秋を迎えたということで、早くも残暑お見舞いの季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
今週は、そんな厳しい日射からオシャレに目を守るサングラスのデザインブランドSTROBOのデザイナーのBIG SHINEさんにミニインタビューを試みました。

◎STROBOはどこを本拠地にしていつ頃スタートしたのですか。

BIG SHINE：1999年10月にI.O.F.T.にてDEBUT。本拠地はTOKYO IN JAPAN。

◎当時はどんなビジョンでブランドをスタートさせたのですか。

BIG SHINE：その頃あまり刺激のあるサングラスが無かったので、もっと楽しく盛り上げたいなぁと思い ”Ｓｔｒｏｂｏ”を立ち上げました。
ｎｅＯｌｄ（ネオールド）スタイルがコンセプトです。　意味は文字から感じとって下さい。

◎ネオールドですか。。ネオとオールドがあわさってるのかな!？Funkyですね(笑）。 ところでBIG SHINEさんについて教えていただけますか。軽くプロフィール的なことを教えていただきたいのですが。。

BIG SHINE：１９○９年福岡生まれ♂　Ｐｕｎｋな気持ちの持ち主です。
服飾系メーカーなど経験の後、ＣＯＮＮＥＣＴｉｏｎでサングラス業界に携わりました。

◎あ、Funkyかと思ったんですが、Ｐｕｎｋだったんですね。
それはそうとSTROBOはもうかなり長きにわたって継続してらっしゃるじゃないですか。今までお客様に支持されてきているポイントというとどんなところになるんでしょうか。

BIG SHINE：これは、ハッキリ言ってよく分かりませんが、日本人（僕）が創っているので、サイズ感などが海外の有名ブランドのものより、シックリくるのではないでしょうか？

◎なるほどですね。STROBOはお茶目なルックスのものが多いけれど、いざかけてみるとフィット感や落ち着きのある視界感がとてもいいですよね。御自身がデザインするにあたっていつも心がけている部分があれば教えてください。

BIG SHINE：楽しい意味での裏切りを表現できたらなぁ　と思っています。
あと、買って頂いたお客様はもちろん、その周りの人にも楽しさや面白さが伝わる様なデザインを創り続けていきたいと心がけてます。

◎最近のマイブームなどがあれば教えてもらえますか。

BIG SHINE：ＴｒｉｐＨｏｐリバイバルです。と言うか、トンデル音はいつでも好きです。

◎うおー。いいですね。Triphopという言葉が使われだしてずいぶん経ちますが、今もう一度キテル感じなんですね。僕も大好きです。 今日はどうもありがとうございました。

                                                    

MHI秋冬 全グラフィック公開

ロンドンのウエアブランドMHIの新作が入荷しました。MHIは毎シーズンテーマを掲げてＴシャツで広がりのあるグラフィック展開をしています。
今回のテーマはレジスタンス、国を超えて、歴史を超えて縦横無尽に世界を眺め渡してピックアップした抵抗運動がモチーフになっています。
日本もメディアの統制がほんとに強く敷かれていて、今までほとんどの抵抗運動はまるで悪者扱いで体制側から排斥されてきましたが、今回の参議院選挙からその風向きが変わってきたようですからいいタイミングかもしれません。
そして今回のグラフィックにはなんとあの「きのこ雲」が登場します。日本では今週は8月6日が広島、そして今日9日が長崎に原爆が投下された日ですから熱いトピックです。

ということで今週はMHIと皆様と視点を共有したくて秋冬のＴシャツの全グラフィックを掲載しました。
レジスタンスというテーマ自体が多様なニュアンスを含んでいるので、ショップで扱っている何型かのTシャツをみただけではその表現意図が伝わりにくいんですよね。今回は全体でテーマを感じさせるコンセプトワークがクールだと思うのです。
もちろん多方面とのコラボワークスも盛んで、戦争抵抗者インターナショナルとのコラボによるチャリティ作品WRI X MHIやヒップホップアーティストとのコラボによるScrach Pervarts X MHI、同じロンドンのアパレルブランドとのコラボによる6876 x MHIなんていうのもあります。
しかし、なによりレジスタンスということにこれだけこだわってエネルギーを注ぎ込んで表現しようとする気質そのものがいかにもロンドンのブランドだという気がします。

なお全ての作品が商品化されて日本に入荷するかどうかは未定です。また、現時点では入荷自体が初回分しか入ってないのでおそらく半数以上は未入荷だと思われます。

各画像をクリックすると拡大イメージが御覧になれます。

               

Memorial	Workers Of The World	Warpigs	WRI×MHI
Black Panther	Fist Of Fury	Resistance Is Persistance	CND UK.org
Heads High	MHI Not War	DPM M90 Splinter	MHI International
We Are Peaceful	Dove	London's Burning	The Good Book
Yotanka	Solidality	Scrach Pervarts X MHI	Vive La France
Fire Starter	6876 x MHI	Woodwood X MHI

アナーキックアジャストメント復刻

アナーキック アジャストメントのTシャツが復刻発売されました。といってもアナーキック アジャストメントって何？という方が多いと思いますので、今週はこのブランドにまつわるストーリーをご紹介させてください。

現在コネクテッドでも大好評を頂いているグラフィックウエアブランド、イマジナリーファンデーションのデザイナーであるニック・フィリップが最初に手がけたブランドがアナーキック・アジャストメントです。             
今回のリリースは、ニック・フィリップのデザイナーとしての活動20周年を記念してのスペシャルリリースなのです。

時代は1980年代末、アナーキック・アジャストメントはサンフランシスコ在住のアラン・ブラウンが立ち上げたばかりのアメリカのブランドで、過激で暴力的な噂の絶えなかったBMXやスケートボードなどエクストリームシーンにポジティブなメッセージを発信する事を意図しており、若くて可能性のあるデザイナーを探していました。             
アナーキックは無秩序を意味しアジャストメントは調整とか調和を表しており、相反する概念を持ってくることでこの世界のバランスを表現しようという試みです。
そんななかで白羽の矢が立ったのが当時まだロンドンに住んでいた10代のニック・フィリップでした。当時ニックがアートディレクターを務めたイギリスのカルチャーマガジン「READ & DESTROY」が注目されたのです。
アナーキックのメッセージ性の強いＴシャツはこうして生まれ、ニックはＴシャツが好評を博したことでアランに誘われてサンフランシスコに移住することを決心しデザイナーとしてのキャリアを本格的にスタートさせたのです。

ニックがアメリカにわたるとほぼ同時期に西海岸でもレイブカルチャーが全盛となり、90年代に入ってからのアナーキックは、エクストリームというより徐々にレイブシーンよりになり、意識の覚醒を促すようなメッセージとグラフィックが特徴になっていきました。
海外ではジーザス・ジョーンズ、ジ・オーブなどのアーティストが着用。日本でも早い時期から藤原ヒロシ、テイ・トウワ、立花ハジメなどのアーティストが雑誌で取り上げたり、日本のインターネットの普及に貢献した伊藤譲一氏が後押ししたことによってニック・フィリップは、アナーキックアジャストメントの顔としてその名を知られるようになっていったのです。

その後1994年にオープンしたアナーキックアジャストメントのオンリーショップが、現在のコネクテッドの出発点になっています。          

                                                                 

今回復刻された3アイテムはいずれもニックのアナーキック時代のごく初期のものです。
織りネームにはロンドンカウンターカルチャーと記されている事からアメリカ移住前の制作と思われますし、裏にはＭＥＮＴＡＬ！と記してあるのはブランド名が政治的に誤解されることに対するエクスキューズだと思います。
テイストもレイブな雰囲気はまだなく、シャープなエッジ感が際立ったものになっていますが、メッセージと視覚的グラフィカルな要素のバランス感覚は、後のアナーキックにしても現在のイマジナリーファンデーションにしても通底するものが感じられると思います。

コネクテッドでは縁あって、ニックフィリップがその後手がけてきた全ブランドをご紹介してきましたが、正直言って今回のリリースは結構突然で驚きました。
コネクテッドとしてもオープン以来さまざまなテイストのブランドを紹介してきましたし、ニック・フィリップ自身もいろんな作品を発表してきていますが、今回のリリースは全てが始まる前の原点としてみていただければと思います。