CCPから斬新でオリジナリティあふれるメッセンジャーバッグが受注生産のみという形で発表されました。これは本ウエブサイトあるいは店頭にて商品を御覧いただき、個々にオーダーを受けさせて頂くという商品です。
CCPの商品ページはこちらにございます。
まずこのバッグのポイントを簡単にご説明させていただきます。
・2つ折りのユニークな形で2泊3日くらいの旅の荷物位なら軽く入る大容量
・容量が増えても疲れにくく体にしっかり固定できる独自のストラップ
・防水仕様でビビッドなカラーリングのボディ
・ポケットのフラップの生地などを個別に発注できるカスタムオーダーでの生産
などなどCCPならではものづくりに対するこだわりのある仕上がりになっています。
そこで今週はこのバッグについてくわしくお伝えするためにCCPの久保さんと共同開発者YASUさんにお話をうかがいました。
コネクテッド:棟朝
CCP:久保宏太さん
83:YASUさん
◎まずこのバッグ、いよいよ今週から受注開始ということでついに秘密のベールを脱ぐことになるわけですが、、
久保(以下K)YASU(以下Y):いや~、どうなりますかね。ドキドキですね。ぬがなきゃよかったみたいなことになんなきゃいいですけどね(笑)。
◎このバッグはCCPさんとYASUさんのコラボレーションで開発ということですが、YASUさんに軽く自己紹介をしていただけますか。
Y:僕は普段洋服を作っていて、そちらのほうでは83と書いてヤスと名乗っています。
中学から服作りをしたくて専門学校を経て就職もしましたが、その後イタリアに行って服作りを勉強しました。帰国後はフリーランスで仕事をしていますが、一アーティストとしてはPRIMITIVEというパーティでTシャツを開催ごとに作ったりもしています。
去年そのPRIMITIVEでCCPの木島さんに何年かぶりにばったり出会って、、そこからですね。
いきなりバッグのデザインやってみない?って声かけていただいて。
◎えっ、そうなんですか。PRIMITIVEの方々にも去年このメールニュースの取材に応じていただいてんですよ。PRIMEというスペシャル版をやるということで。
K:まさにそのPRIMEで彼と出会ったんですよ。
◎そうなんですか。いろいろ話はつながって発展していくものなのですね。
K:そうですね。その後YASUさんとうちのデザイナーの佐藤が話しているのをみて、この2人が何かぶつかりながら作っていったら面白いだろうなと僕は見ていたんですけど。
僕達は自転車に乗るようになっていったのですが、乗ってるとバッグが必要なんですよ、今までのバッグではどうしても役不足で。
◎YASUさんも普段から自転車にはまってる感じなんですか。
Y:いや、そうでもないんですよ。マウンテンバイクに毛の生えたようなものには乗ってますが、僕はあえていうなら洋服作りが趣味みたいなものなんで。
◎あ、なるほど、じゃ、このバッグはあくまでものづくりにこだわるYASUさんと、実際に自転車に日常的に乗ってる側から感じた新たなバッグの必然性を感じたCCPサイドという2つの目線が交錯すると頃から生まれた企画ということになるわけですね。
◎それじゃ、今回のバッグのこだわりどころについてそれぞれの立場から語ってもらえますか。
Y:僕のこだわりというとあるアングルがあるんですけど(写真上)。このアングルから見ると犬がお座りしてるみたいでかわいいみたいな(笑)。僕は形マニアなんですよ(爆笑)。フォルム好きなもので。。
あとはスタッフサイドの要望にこたえたかたちで、CCPの皆さんはよく銭湯にいくんですよ。で、銭湯用のポケットがほしいということで、外側にぬれたタオルを入れても中が濡れないというポケットを作りました(笑)。
そして本体が2つ折りになってるので中のファスナーをあけてTシャツなんかを入れて折ると、しわにならずに運べたりとか。
佐藤さんが言ってたんですけど、メッセンジャーバッグをしょってる姿って、大体後ろから写真をとられることが多いので後姿にはこだわりたいと。。
そうするとかっこいいなと思った写真はみんなバッグが(物が詰まって)すごい分厚いんですよ。
ですので後ろの厚みが出やすいような形にしたかった。
◎宏太さんはどうでしたか。
K:僕は自転車乗りはじめておもったんですけど、自転車買うとバッグがほしくなるというのは初期衝動じゃないかと。
で、自転車に乗るときは体が揺れてもバッグが脇に落ちてこない、ものが入ってる時にその重さをなるべく体で感じられないようなしょい方ができるというのがポイントだったりするんです。
そうすると日本で手に入るメッセンジャーバッグというと種類が限られてるんです。でもなるべく人と同じものを持ちたくない、自分だけのものがほしい、ピストがそうであるように。。。そんなことをYASUさんにお願いしました。
で、まずは形がユニークだと思うんですけど、他にはストラップベルトの部分を試作を重ねて、ものが多く入っていても姿勢的にとても楽なポジションがとれるようになったと思います。
そして自転車に乗ってると工具をよく持ち歩くことになるんですけど、油汚れがでたりするので他のものと別にしたい。なので僕は外側のポケットに六角レンチと携帯用の空気入れとパンクした時に修理する道具などを入れています。
僕は(サンプルを)自分で使っているので、使っていくとわかる勝手のよさはこれからもっと伝えていきたいです。
◎あ、もう使ってるんですね。
K:はい、僕は自転車に乗って服を売る立場なので、今までは服と書類とで2つバッグが必要だったのですが、このバッグなら1つで済みます。そしてワンタッチでストラップを緩めてバッグをフロントに持ってこれて中のものを取りだせる使い勝手のよさがある。
あとは余談ですけど、12インチのレコードを入れても20枚くらいは入っちゃうというのもうれしい点ですね。
◎なるほど、12インチのような重いものを入れても重く感じないとか。
K:そうですね。自分はメッセンジャーというわけじゃないという主張もしたいので、自由に捕らえていただいてかまわないCCPならではのものができたんじゃないかと思います。
◎なるほど、じゃこのバッグは自転車に乗らない人にとっても、機能的でデザイン性の高いバッグだと捕らえていいということなんですね。
◎ところで今回はカスタムオーダーということですが、その点について教えていただけますか。
K:しょった時に表に出ている要素として、フラップが二つとアウトポケットがひとつあるんですけど、その生地を3種類選んであるのでお好きな組み合わせを選んでいただいて発注できます。フラップは縁取りがしてあるので生地と縁取りの組合せはサンプルと同じとなります。
ただ最初からできあがったものを買うのとは違った感覚を味わえると思います。
◎じゃ、今回の企画はお客様からの発注がYASUさんの元に伝わった後から仕上げていく完全ハンドメイドなのですね。
Y:そうですね。全てにおいて完全ハンドメイドですね。ですのでご発注からお届けまでは約1ヶ月の期間を見ていただくことになります。
◎なるほどですね。じゃ、基本的には写真で御覧いただいたとおりではありますが、細部にいたるまでまったく一緒というのはないと思ったほうがいいわけですよね、逆に。
お客さま一人一人がCCPさんを通してYASUさんとコラボしてるのに近いみたいな。。。
Y:僕がそうしたいというのはないんですけど、そこでお互いのオリジナリティというものがいれられるんだとしたら、自分だけのって思えることってすごくいい事じゃないかと思います。
◎それは楽しみですね。どうもありがとうございました。
ということで本日より店頭でサンプルを御覧いただくことができます。可能な方はぜひ一度お店で使い勝手をお試しくださいませ。また、不明な点があればどうぞお気軽にお問い合わせください。
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