今週は本年スタートの新ブランドmocaの商品を入荷しましたのでご紹介申し上げます。
mocaは「自転車のある暮らし」をコンセプトに家具からバッグ、小物までを手がけるデザインブランドです。
mocaを立ち上げたのは自転車はじめとした生活の様々な場面で使用する器具に洗練されたデザインを提案してきたmoatというクリエイティブなプロダクション。
実は 本格的なビンディングシューズからペダルなども手がけてこられています。
でもmocaで提案しているのは、もっと日常の生活に密着していてしっかりした機能を持ちつつもデザインのセンスを感じさせるものばかり。
使うことを想定してみると納得のいく、モノづくりに確かなポリシーが感じられるブランドです。
そこで今回はプロデューサーの正田さんにモノづくりにこめられた想いをお聞きしました。
◎普段どういったお仕事をされているのか教えてください。
正田:商品開発に係わるあらゆるプロセスをサポート、デザインをメーカー様より請負って おります。
具体的にはマーケット調査/分析、商品企画、プロダクトデザイン、グラフィックデ ザイン、Webデザインなどなど、 時にはネーミングを考えたり、展示会ブースや内装のデザインも手がけてます。
商品カテゴリーは生活雑貨、家電、スポーツ用品、工業製品と幅広く、多分野のメー カーさんと取引させていただいてます。
◎Mocaはどんなブランドなのか教えていただけますか。
正田:私達が今までスポーツ用品、特に自転車パーツ等をデザインし、経験してきたことを ダイレクトに具現化して伝えたいと思いオリジナルブランド『moca』を発表いたしました。
自転車は確実に日常生活になくてはならないモノになってきています。
ところが、今まで販売されていた自転車用品を見ると、マニアックなユーザー層へ向 けての提案が多く、どれもがスポーティーでカラフルで、POPなモノに見受けられました。
私たちも日頃の通勤に、または打ち合わせの際の足に、自転車を利用してきましたが、普段のスタイルにはスポーティーなモノは似合わず、しっくりときてませんでした。
そこで、もっとシンプルで、シックで『自転車のある暮らし』に自然と溶け込み、自然と付き合っていけるようなアイテム達を提案しようと考えました。
◎今後どんな方向に発展させていかれるのか、ビジョンを語っていただけるとうれしいです。
正田:先にもお話させていただいたとおり、健康やエコの観点からも、自転車は多くの人に愛用され、活躍しています。
また、ファッションの一部としても多くの方に支持され、ブームが起こっているほどです。
ですが、本当の意味で日本の文化に自転車が根付いていく為には、これからが肝心だと考えております。
ただの流行で終わらせないためにも、もっと日常使いの自転車にピッタリな、まだ世の中に存在しないけれども ミンナが頭のどこかで欲しがっている様なアイテム達を提案していきたいと思ってます。
◎読者に向けてメッセージがあればお願いします。
生産を日本国内にこだわったのは、日頃より商品開発やデザインをしている中で、モ ノを作るということの責任感を切実に感じたからです。
ただ生産効率が良ければイイのか?商業的に成功していればイイのか?
生まれてくるモノの存在価値が問われる時代になっていると思います。
自分達が思う、価値あるプロダクトを求めた結果、Made in Japanになりました。
そのため、大量には生産できませんが、職人さんと顔を合わせ納得いくモノ作りを心 掛けています。
また、革の素材感にもこだわり、実際に革屋さんに出向いて生地を選び、加工の方法 を厳選し、現在のモノになりました。
通常革素材は、なめし、シボ加工、染色を施すとキレイになり良品となりますが、そ れでは革本来の風合いが損なわれてしまいます。
mocaブランドでは、加工を最小限に抑え、表面にTOPコートを一層だけ施しました。
そのため、一点一点の風合いは異なりますが、どくとくの風合いがあり、味が出せた と思ってます。
まだまだ始まったばかりのプロジェクトですが、これからも、素材や生産にこだわっ たミンナの感性に響くようなモノを提案していきたいと思います!
どうぞよろしくお願いいたします!
ということで皆様どうぞmocaにご注目くださいませ。
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