今週は記念すべき10周年を迎える野外フェスティバルの定番 METAMORPHOSEの開催まであと8日ということで、オーガナイザーでありDJのMAYURIさんにインタビューをお願いしました。
MAYURIさんは87年にUKでセカンドサマー・オブ・ラブといわれた、レイブの先駆けとなるムーブメントを体験。帰国後はテクノ黎明期からDJおよびパーティのオーガナイズを始められ、90年代の日本のレイブシーンの活性化の一翼を担い、2000年よりメタモルを活動の中心に据えてこられました。
メタモルフォーゼ09は開催直前ということでタイムテーブルが発表され、会場内MAPも公開されています。
また7月には4枚目となる自身のMIX CD 「A Piece Of Techno」(写真左)を発売。8月には、コンピレーション「METAMORPHOSE
09 OFFICIAL COMPILATION」(写真右)が発売になっています。
◎今年は記念すべき10周年の開催ということでおめでとうございます。 パチパチパチ。。。。
2000年代も後半になってパーティシーンは年々分散化していきつつあると思いますが、メタモルは盛況を誇るどころか、ますます活性化しているのはどうしてなのでしょう。
MAYURI:当初はテクノ系の野外フェスティバルという形でスタートしましたが、クラブミュージックの細分化に従い、私共でも様々なジャンルのアーティストをブッキングするようになりました。
クラブミュージックだけでなく、野外の開放的な特性を生かして様々なライブバンドをメインステージで入れていいます。
音楽の幅の広さや質の高い内容が、色々なお客様にアピールしているのだと思います。
毎年素晴らしいライブ/DJの瞬間がありますが、そういう感動的な体験をされてリピートして下さるお客様も多いです。
◎今年は2000年代の最後とも重なり時代の節目ともいえるわけですが、メタモルとしても記念すべき年になりそうな感触はありますか。
MAYURI:そうですね。ラインナップも過去最強に豪華な内容になっていますし、各アーティストのメタモルフォーゼに対するモチベーションも上がってきてくれているようで、気合いの入ったプレイが期待出来そうです。
◎ラインナップすごいですよね。タンジェリン・ドリーム、アフリカ・バンバータからジャイルス・ピーターソン、スミス・アンド・マイティー、ビル・ラズウエル、ムーディーマンなど究極にボーダーレスな組合せでもあり、それぞれジャンルのトップアーティスト同士の夢の顔合わせだと思います。
当初テクノ中心だった事を思うと、これは遊ぶ側の多様化なのでしょうか。それともマユリさん自身の変化なのでしょうか。
MAYURI:私自身というよりも、お客さんやシーンの多様化を反映しての事です。
広い会場に大きなステーを3つ設けていますので、それを生かして時間軸に合わせた内容で色々な音楽性の良いアーティストを沢山ご紹介していければと思っています。
今年は大御所と言われているアーティストから、カッティングエッジな最先端のアーティストまで、バランス良い組み合わせが出来たと思います。
◎メタモルあるいはマユリさんの原点ともいえるテクノをめぐる状況に関してはどう感じていますか。新作MixCDではますますミニマルというか、混じりけの無いテクノに向っているような気がして気持ちよかったですけど。
MAYURI:テクノは、最近は以前程には変化のスピードは速くありませんが、それでも常に色々な方向に変化していて、面白いです。最近は、1周回って、昔のミニマルな曲もかけたりしています。
◎メタモルをスタートしたときから振り返ると、マユリさんにとってのモチベーションの変化はあるのですか。
MAYURI:常に同じモチベーションで臨んでいるつもりでいます。毎年、どのような内容で開催出来るか、自分達でも楽しみにしています。
◎今年のメタモルに期待してるファンの方々にメッセージがあればお願いします。
MAYURI:今年は、例年以上に素晴らしい内容になると自負しています。是非遊びに来て下さい!
--------------------------------------------------------
METAMORPHOSE09
2009年9月5日 18:00開演
自転車の国 サイクルスポーツセンター (静岡県伊豆市)
---------------------------------------------------------
最近のコメント