今週は7月22日に日本で観測できる皆既日食をはさんだ9日間にわたる野外イベント、「奄美皆既日食音楽祭」に企画制作で参加しているCCPの木島さんにお話をうかがいました。
2009年という時代の転換点に、意識の跳躍をこの超自然現象を介して試みる方へのアクセスガイドとしてお読みください。
情報を集約したのでかなり長文になりますが、全て掲載します。
そして、CCPというブランドの普段とは別の側面も見えてくると思います。
Q:まずはチケットはまだ買えるんですか。自分で移動手段も手配出来ちゃいますか?
木島:音楽祭の入場チケットは当日券(¥40,000-)もありますし、前売り券(¥30,000-)も6/30までは公式サイトのオンラインで購入可能です。
ですが、問題は交通機関の確保で、この時期は旅行のハイシーズンに加え皆既日食目当ての旅行者が増える事、観測できる島の受け入れ人数が限定されることなどから、来場者が殺到し、
すでに島に入る事すら出来ないと噂されています。
競争率の高いことからインフレも起こっていますが、ご自身で手配することも可能性がないわけではありません。
その場合、手段はおおまかにわけて2つで一つ目は飛行機、もう一つは鹿児島からの船便です。
飛行機の場合、羽田空港(東京)から奄美の直行便は一日一便、定期便で朝8時30分出発〜10時50分奄美大島到着。
伊丹空港(大阪)から奄美直行便は一日一便、定期便及び臨時便があります。但し日にちが限られていますのでお調べ下さい。
7月16日あたりの早めから島に入れる方であれば比較的予約が可能。
2つめは船便、但し鹿児島港より。他県の方は陸路で鹿児島港まで色々な手段がありますので、時間と予算を考えてお選び下さい。
定期便とチャーター便があります。
Q:ふむふむ。。チケットは買えても移動の手配のほうがやばそうですね。事務局で旅行のヘルプしてくれるのであればその方が安全かと思いますが。
木島:奄美皆既日食音楽祭事務局は、音楽祭チケットを購入した人を対象に手配旅行を紹介しています。
チャーター船の中では、音楽祭出演アーティストによるプレパーティも行われます。
これまで音楽祭の早割チケット購入者から順次この手配旅行を案内していましたが、今後はこれからチケットを購入する人でも手配旅行に申し込めます。
条件は6/30までに音楽祭の前売りチケットの購入をした人で
手配旅行申し込みの手順は。。。
1.音楽祭前売りチケットを購入する
2.奄美皆既日食音楽祭事務局から手配旅行の販売ページURLがメールに送られる
(入金してすぐにメールが届く訳ではないのでご了承下さい)
3.専用URLよりアクセスし、手配旅行申し込みをする
(購入には、前売り券の購入時のNo.や氏名が必要となる。)
手配旅行の日程/時間はどれで予約するかで異なってきます。いずれも往復。
(価格は5万円台〜12万円台 音楽祭チケット/テントサイトは別途)
-鹿児島発着 チャーター船 5泊6日
-羽田発着 飛行便&チャーター船 6泊7日
-羽田発着 伊丹/経由飛行便 3泊4日
などなくなり次第終了なのでお早めに!
Q:なるほど、じゃ先着順とはいえ今月はぎりぎり間に合う最終月という事だったんですね!!
このイベントに参加することで初心者でも安全に日食を楽し
めるといいと思うのですが、どんな面に気を遣われているのですか。
木島:もちろん我々は皆様の安全を第一に考えて運営を行いますが、初心者でも安全かどうかは参加者の意識にかかっています。
奄美は素晴らしい南国で、自然を活かしたお楽しみもたくさんありますが開発が進んだリゾートではありません。
炎天下で、日中の気温が40度、湿度も高く宿泊はキャンプイン、宿は殆どありません。
かまれると死に至る事もあるという毒蛇ハブもいます。
その上、滞在期間も長くなる為、参加者にも準備や気構えが必要になります。
まずは情報収集、そして危険と言われる所には立ち入らない事や熱中症などを避けるために日よけなどは必ず意識して準備をしてください。
レンタカーも予約で一杯です。
(奄美市の宿は総数は把握できていませんが、三年ほど前から予約の為現在キャンセル待ちで可能性は無し。レンタカーは島内に500台ありますがキャンセル待ち)
島内移動は奄美皆既日食音楽祭専用のシャトルバスがあります。(時間帯/本数は調整中)
会場と空港、フェリー発着所の他、名瀬市内の温泉やコンビニ、ディスカウントストア、奄美パークなどの諸施設を昼間巡回します。
昼間は音楽祭会場では音を出しませんので島内観光に繰り出し、夜は会場内で踊るもよし、寝るもよし、で皆既日食前後を楽しんでください。
まずは何があろうとも海水浴、釣り、シュノーケリング、サーフィン、シーカヤック、ダイビング専門ショップや体験ツアーなど音楽祭以外でも楽しめるスポットを紹介いたします。(フリーペーパーをお渡し致します)
海の遊びが色々在り過ぎ?
Q:サイクリングもありですか。
自転車持参も良いですね。
私は現場が忙しくて今回は断念。ロードや変速機付を、持参の場合は航空会社、フェリー会社、バス 電車等必ず調べてください。
他に会場内のワークショップは勿論、笠利、用、打田原の地元の方達との交流会も企画中。(家族連でも参加できます)
三年間地元の方達との親睦をしてきたので是非やりたいとの応援があり実現致します。
自然が一杯で暖かな島の方達に触れ合える事でしょう。
企画は決まり次第掲示板を張り出しますので、その日の色々な催し物を見つけてください。
Q:木島さんが自転車をもっていかないとは!!!!お役目に徹してますね。
ところで9日間もの長期イベントとして組まれていますが、大まかな流れがつかめると計画が建てやすいのですが゛。。
本当に長いイベントですよね 私の知る限りこんな長い音楽祭は国内では初めてでしょう。
大雑把になりますが現在のスケジュールです。
16日より会場はオープン。キャンプインのためテント設営は可能、まずは会場を見てください。
三箇所のエリアを設けました。
メインフロアー 太陽ステージ 21日~23日
月ステージ 18日~23日
地球エリア 16日~23日 (ワークショップ中心エリア)
イベントは基本的には2部構成で、夜~朝までが奄美の島唄や伝統音楽、テクノ、トランス、ハウス、ジャム、アンビエントなど
ダンスミュージックを中心に様々な音楽ジャンルが集う野外音楽フェスティバル。
昼間は島内観光やキャンプを楽しむ時間、
皆既日食前後については昼間も音楽祭になる予定です。
Q:アーティストも超豪華ラインナップですよね。昨日はエトニカとディープフォレストが決まったそうで。9日間で日食が見れるわけだから個人的には名だたるロックフェスより安いと思いますね。
さて最後にこのイベントに参加を検討している人たちにメッセージがあればお願いします。
木島:この質問は個人的にお答えいたします。
完全日食は今世紀最長最大であり、自然の中での天空のスペクタル、奄美大島の自然の素晴らしさに重複して起こるであろう超自然現象の数々、これを見ずして何があろうか?
私達はこの一瞬のこのために四年をかけて参りました、是非ご一緒致しましょう。
その為に出来る限り楽しんで頂ける準備をまだまだしている最中です。
その瞬間のその時間まで、準備をして企画をしていくことでしょう。
たった一言を言って頂ける為に。。。
ありがとう 楽しかったです 良い思い出が出来ました....
私も家族四人息子達を連れて会場でこの自然現象の目撃者になります。
Q:あ、そこまで見てるんですね。この宇宙に対してね。
木島:今からでも遅くありません、準備をして出かけましょう。
まずは、ホームページをご覧下さい。
Q:どうもありがとうございました。木島さん、そして参加する皆さん、BON VOYAGE
(^-^)/
鹿児島からの往復チケットをセットで購入される方はメガネとTシャツが付いてきます。
それ以外の方は会場で300円で販売になります。
投稿情報: mune | 2009年7 月 9日 (木) 15:45