先週から始まりましたエコレンジャー展は、たくさんの写真のなかで自分を発見する方がいたり、早くもお店でエコレンジャーに参加してくださる方もいたりと好評を頂いてスタートをきることができました。これからこの展示を通してもっといろいろなことが起きるのではないかとワクワクしています。
ということで今週も丹羽順子さんとのインタビュー第2週目お届けします。さらにエコレンジャーについておききしました。
◎どこからエコレンジャーをやろうと思いたったの?いきさつを教えていただけますか。
丹羽:地球環境問題がこれだけ叫ばれている時代。
私達の意識や暮らし方は少
しずつシフトしていますが、もっと劇的に変わって行かなくてはならな
い。
日本のように豊かな生活をしていたら、地球がもうもたないのは明
らかです。
私たちの仕事、エネルギーの使い方、交通手段の利用の仕
方、食べものや着るものの選び方。全てがもっと自然と共生したものに
変わって行かなくてはならない。
今はそういう意味では本当にエクサイ
ティングな転換の時ですよね。
◎他人事じゃないという不安感から自分が変われば世界は変わるというワクワク感への転換がエクサイティングなのかもしれない。
丹羽:で、パーティーって音楽やダンスを通じて意識が覚醒されるし、オルタ
ナティブな人たちの社交場や実験場みたいなとこがあるし、最近では電
力を自然なリソース(植物とか太陽とか)から供給するような取り組み
も普通になってきた。
それに加えて、そこに集った人たちの思いを言葉
にして表現できたら面白いな、と思ったんです。
そういうこと語るのっ
て、まじめだからってかっこうつけずに、今だからこそ熱くストレート
に語るのもかっこいいと思うし(笑)。
環境問題は誰か人任せにできる
ことではなくって、私たち地球市民全員の課題ですよね。
「こういうこ
とを気をつけましょう」とかフライヤーに書いて配布することも考えた
んですけど、それだと「大事だよなぁ~」で終わっちゃうじゃないです
か。
だから1人1人が個人的に「自分はどう地球と向き合ってるんだろ
う?」と考えてもらう、という参加型の仕掛けにしたんですね。
あくま
でも自分の問題、自分から発せられるメッセージ、自分の笑顔という
パーソナルな感じが大切だと思っています。
◎渚やフジロックなどでソーラーパワーのみならずバイオディーゼルを使って電気を生み出すことが普通になっていることですね。確かにそんな場だからこそパーソナルなメッセージということが肝だったんだ。
でもそれを人を巻き込んで形にするうえでは大変なこともあったんじゃないですか。
丹羽:大変なことはそんなにないんですけど、何ぶん私やりたがりで、思い立ったらすぐ行動!(笑)みたいなところが良くも悪くもあるので、ア
ウトプットの方法とか、その写真をどう使うかとか後先のことまであまり考えないで始めちゃったんですね。
直感的に面白い!と思った感覚に従ってやってみた、という感じ。
でもそうしたら、こうやってコネクテッドでエコレンジャー展を企画して下さったりとか、ポジビジョンで
掲載してくれたりとか、フジロックには「エココロ」というエコ系雑誌が取材に来てくれたりとか、周りの皆さんが、ある意味、コラボレーションしてくれて、写真を有効活用して下さっているので、とても嬉しいです。
これからもどんどんコラボレーションして、地球に優しい声を集めて発信していけたらと思います。
写真をアートっぽくコラージュしようとか、素敵なメッセージでエコバックを作ろうとか、色々アイデアがあるんですけど、またその時々でつながった人と一緒に感覚的に動いて行く予定です(笑)。
◎めちゃポジティブですね。。。じゃ、この活動を通してどんな点がやりがいになっているのでしょう。
丹羽:やりがいを感じている点は、質問に答えてくれる1人1人と話し合える
こと。
「そういうこと話したかったんです!」と言って、1時間とか話
し込んだりする場合もあるんですよ。
みんな今の現状を深刻に受け止め
ていて、自分に何が出来るか真剣に考えていて、話したがっているん
だ、ということが良く分かりました。
エコレンジャーは、そういう人た
ちをつないで、思いを共有するツールになっているのかな、と思います。
もちろん中には「えーそんなこと考えたことないし、分かんない
よ~」「今、そんなこと聞かれても!」と嫌な顔をされることもあるん
ですけど、そういう場合こそ、こちらが質問を変えて聞き出して行く
と、何が出来るか考え始めてくれたりして。
環境に配慮した暮らし方を
していくきっかけ作りにもなっている、と思います。
1人1人とたっぷ
り時間をとってやり取りするようにしているので、効率は良くないんですけど、エコレンジャーとの出会いやその時考えたことがきっかけで、
もっともっと地球に優しい暮らし方をする人が増えていけば、この上なく嬉しいです!
◎その場では効率がよくないということが長い目で見たら実はもっとも効率的だったという事のよい例にエコレンジャーはなっていくんじゃないでしょうか。これからもっと共感の輪が広がるんじゃないかとこの展示を始めて思います。
今週もありがとうございました。
さて、来週は12月19日(水)にショップにて開催するサステナブルフリーパーティ「xChange 」についてお話をさせていただきます。
少し前にこのニュースでお知らせしたxChangeは、丹羽さんとyogajayaのPatrickが企画したものですが、今回はこのコラボレーションにコネクテッドも参加させて頂いて開催するものです。
これは一言でいうと「洋服交換フリーパーティ」。遊びに来れる方は、いらなくなった服とか身に着けるファッションアイテムを持ってきてください。かわりに他の人が持ってきたもので気に入ったものがあればゲットできるというもの。みんなでリサイクルして盛り上がろうというフリーパーティです。コネクテッドにゆかりのブランドの皆さんもアイテムを持って参加してくれます。
この日は一日通常営業しながらxChange コーナーを設けていますが、19時以降はDJも入ってお酒ものめるパーティーモードになります。
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